再生医療(PRP治療)
血小板は主に出血した際の止血作用にその役割を果たすことが広く知られていますが、その際に様々な成長因子(PDGF, TGF, VEGF, EGF, FGF, HGF, IGF など)を放出することがわかっています。 |
例えば、人口に対して罹患率の高い変形性膝関節症に関してはこれまで診断後、投薬、リハビリテーション、ヒアルロン酸注射で保存的に治療をおこない、残念ながらこのような治療で効果が不十分な場合は最終的に人工関節手術という流れが一般的でした。人工関節手術は成績も安定し最終的な治療として今後も必要であることには間違いないでしょう。ただ、既存の保存的治療では痛みがなかなか改善しないけれど人工関節手術には気持ち的に踏み切れない、可能な限り自分の膝で日常生活を送りたい、再びスポーツをしたい、家庭の事情、個人的な都合で長期入院ができないなどの理由でお悩みの方には保存的治療、手術的治療の間に位置する新しい治療の選択肢として今後の成果が期待されています。 |
PRP-FD治療について
・PRP-FD治療は現在、保険治療の適応外となりますので全額自費となります。(176,000円税込み:1回の採血で2回分のPRP-FD作成、投与が可能です) ・PRP-FD治療をご希望の方は通常の保険診療にて精査、診断後に実施相談となります。 ・当院にて採血させていただいた検体を外部の厚労省認可の再生医療センターにて精製、PRP-FDを作成するために採血から投与まで約3週間の期間をいただきます(投与期限は作成後約6か月です)。 ・詳細はクリニックにお問い合わせください。 |